未公開株事件!自社株譲渡で1株23万円の違法利益

自社株を上場予定の未公開株と称して多額で売りつける詐欺が摘発された事件です。


資金繰りに困って自社株の販売にまで手を染めてしまったようです。


中間団体として「株式公開準備室」なる組織を作り被害者を騙すスキームを構築していたようです。


未公開株や未上場株といえば、人間と産業開発研究所(H&M)も話題に上がることが多いのですが、今回のケースはH&Mが関わっていて既に破産した大日本鉱業株と似ているような気もします。


大日本鉱業の株式も未公開株式として販売されていましたが、「投資事業組合」という販売組織を利用して、「一株5万円」の株式を「一口」などと言い方を変えて、4株100万円など高額で販売していたようです。


大日本鉱業に限っては、投資家への説明資料にも虚偽記載があったようなので、詐欺といわれても仕方がありませんね。


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−−−以下、引用−−−
 東京都港区の市場調査会社「イー・マーケティング」社長らによる未公開株販売詐欺事件で、同社社長の臼井弘文容疑者(53)が、未公開株を被害者に売却していた「株式公開準備室」に対し、自社株を1株あたり5万円で譲渡していたことが10日、兵庫県警暴力団対策課の調べで分かった。準備室は上場すると偽り被害者に28万円で売却しており、1株あたり23万円の違法利益を得ていた。イー社の未公開株だけでも被害は22億円にのぼっており、同課は売上金の行方を詳しく調べる。

 同課などによると、臼井容疑者は平成11年にイー社を設立し、「ニューリッチ」と呼ばれる富裕層をターゲットに事業を展開していたが、18年ごろ資金繰りが悪化。同年9月には主力の富裕層向け雑誌「SEVEN HILLS」の出版権を譲渡し、大手監査法人とも契約解除するなど破綻(はたん)状態だったという。

 そこで臼井容疑者は同年11月、知人の株式コンサルタント会社実質経営者、鷲尾掌作容疑者(61)に、イー社の未公開株販売を相談。この話を聞いた金融商品取引会社実質経営者、金河奉容疑者(57)が、未公開株を販売する「株式公開準備室」の指南役となるなど、未公開株の販売態勢を整えたという。

 さらに臼井、鷲尾両容疑者らは19年1月ごろに協議し、臼井容疑者が約5万5000株発行していたイー社株の一部を1株5万円で準備室に譲渡し、準備室の販売部隊が28万円で売却することを決めたという。

 販売部隊は、電話オペレーター数十人を「買い取り」と「販売」の2つに分けて編成。「買い取り」担当が、電話で被害者に未公開株を探しているなどと持ちかけて購買意欲を高めた後、「販売」担当が電話で売りつけていたとされる。

 この販売形態は「根回し」と呼ばれ、有価証券販売会社「SII」(解散)実質経営者、小菅孝吉容疑者(71)が取りまとめていたという。準備室はイー社の他にも5社の未公開株を販売しており、被害総額は150億円以上とみられている。小菅容疑者側から、ほぼ毎月、暴力団幹部の口座への振り込みが確認されており、同課で違法な売り上げの詳しい使途を調べている。

 同課によると、臼井、小菅、鷲尾容疑者らは「身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。

カテゴリ:詐欺事件
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